俳優Mahoと、日頃から美・健・攻に努める10人の仲間たちのNYサバイバル生活。New York based actor Maho Honda's official blog!


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世界一のバーテンダー、信吾さんのカクテル @Angel's Share

アマンダです。

前回、挑戦的なマリアージュでお世話になったbrushstrokeのヤン・セジュさんに続き、日本人の舌の繊細さは世界レベルだということを体験できるバーがある。

場所は、ヤングと古着と世捨て人とロッケンロールのエリア、イーストヴィレッジ。

住所を元にサンライズマートにほど近いビルの階段を上ると、吉祥寺か有楽町か…というほど呑み屋感丸出しの焼き鳥居酒屋が広がっている。

香ばしい臭いに思わずフラフラと腰掛けたくなるが、迷わず左の扉を開けよう。

中はまったく別世界。

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世界一のバーテンダーがつくったカクテルが飲めるバー、Angel's Shareである。

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後閑信吾(Shingo Gokan)さん。今年2月、スピリッツメーカー、バカルディ社(Bacardi Limited)が創設150年を記念して開いた、過去最大級のカクテル世界選手権で優勝した。

わたしのカメラは暗いところに弱いので写真はぱっとしないが、クリエイティブだということをお伝えするために、あえてのせてみる。

お酒に詳しくないし酔っぱらっていたので,いくつかのカクテルでのアルコールの種類は覚えていないのであしからず。で、もし味の詳細が間違ってたらごめんなさい。いろいろと前置きが言い訳がましくてごめんなさい。

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一番人気というライチのカクテル。隣からは、恋に落ちそうな味…とつぶやく声。

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これは以前はメニューにはなかった、ウイスキーと日本酒とマーマレードが入っているカクテル。今はメニューにあります。

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脳内の官能知覚支部をぶっとばしてくれた、カボチャのカクテル。天国でカボチャプリンを食べているような味。

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麹と黄な粉とかりんとうが入ってるカクテル。和のうまみ爆弾、さく裂!

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テキーラとシソ。シャーベット入り。テキーラというと、ショットで転倒!というチャラいイメージがついていたので、繊細な味に感動。

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もくもくとシナモンやらのスパイスを燃やした煙が充満するグラスの中に注がれるカクテル。もうこれ以上ぶっとばす脳天がないのですが、さてわたしはどこを飛ばせばいいのでしょう。



他にもメニューはまだまだあるし、好みを言えば,それに合わせて作ってくださる。

たとえば、どこのお店にもあるブラッディマリーも、スペインの冷たいトマトスープ、ガスパッチョみたいなオリジナルな味で出してくれた。

注目すべきは、ハーブやスパイス、柑橘系のアクセントがきいているカクテルが多いこと。それも、日本ならではのシソとかわさびとか柚子とかが上手に使われていて、とても独創的なのだ。

いや、しかし、ウイスキーっていうのは危険な大人の味ですねぇ。こう、身体が下のほうからかーっと熱くなって…。

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速すぎてブレる、仕事中の信吾さん。メガネも素敵です。

せっかくなので、カクテル選手権での信吾さんの優勝ドラマをここに書いておこう。

ニューヨークの友人・平石洋介さんが、このビデオをみせてくれたのが信吾さんを知るきっかけだった。ようさんの力作をどうぞ。



一応文章でも書いてみます。

※ネタバレ

大会の決勝。準備からサーブして片付けまでの一連の流れを制限時間以内にやらなくてはいけないのに、信吾さんは最初の自己紹介のときにかなり時間を使ってしまった。

信吾さんは、口数が多いタイプの人物ではない。では、なぜそんなことが起きたか。

去年の日本と言えば,地震だ。国内、海外に住む日本人、そして日本を思うすべての人に、大きな傷を残した災害だった。そのことを話したりしているうちに、感極まって泣いてしまったのだという。

それは観客にも伝わったようで、会場でも泣いてくれる人がいたという。

気づいてすぐに、慌てて作業に取りかかったけれど、もう片付けまでは間に合わないことを覚悟した。でも、とりあえず心を込めてカクテルをつくることに専念することに決めた。

残り1分を切り、ステージを下りて審査員にカクテルを配ろうとしたとき、他の出場者たちがステージ上にゾロゾロと上がり出した。もう終わってしまったのか!と思ったけれど、それでも最後までしっかりパフォーマンスをして、ステージに戻ろうとした瞬間。

なんと、決勝ベスト8の他の出場者たちが、信吾さんのために片付けを終わらせてくれていたんだそうだ。


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こちらが優勝カクテル、Speak Low。ラムとシェリーと抹茶が入っている。

これが実話っていうところがかっこいい。競争を超えて志を共にする仲間がいるって、ありがたい。

信吾さんはこのお店のマネージャーでもある。さらに新しい挑戦のお話なども聞かせてくれて、この先どんどん活躍していく方なのだろう。

いつも客の動向を把握して、すかさずさりげないサービスをしてくれる。バスケで言えば、ガードのポジションだ。ついでに地獄耳という噂もあるが、口も相当固そうなので心配はないだろう。

そんなサービスのレベルの高さと、すばらしい味のおかげで、Angel's Shareにはお客がひっきりなしである。信吾さんはいつも出ているわけじゃないので、もし彼のカクテルを飲みたい場合は、お店に電話して確認してみるとよい。

わたしはバーにあまり行ったことがないので他とは比べられないのだが、カクテルが美味しいこと、ここが素敵なバーだということだけはちゃんとわかった。

連れの友達に、「ひとりでバーは行ったことない」,と言うと、「美術館に絵を観にいくように、信吾さんのカクテルを飲みにくればいいじゃない。」とハイカラなことを言っていた。お互いに、大人になったものだのう。

アートを味わうことと、カクテルを味わうこと。確かにちょっと似てるかも。

なんだか、前より自分がちょっとだけ豊かな人間になったように感じられる、そんなバー。

Angel's Share

Village Yokocho
8 Stuyvesant St New York, NY 10003
(212) 777-5415


いつものYelpで。レビューも読めます。
http://www.yelp.com/biz/angels-share-new-york

b0186354_6345097.jpgby Amanda

b0186354_11414354.jpgインプット週間開始。近々は、ショーと映画を観れるだけ観てやることに決めました。 Maho 


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by zhensui-maho | 2012-06-13 06:54 | Amanda-Eating out